はじめに | ▲ |
CPU(中央処理演算装置)とは、コンピュータの中で各装置の制御やデータの計算を行う部分で、パソコンには必ず一つ以上のCPUが必要です。 性能比較には、動作周波数、ベースクロック、一次・二次キャッシュなどが使われますが、一命令を行うのにかかるクロック数や同時に実行できる命令数などがCPUの種類により異なります。よって、異なる種類のCPUを単純に比較することはできません。 |
CPUの種類 | ▲ |
大きくわけて、Intel製のものとAMD製のものにわけられます。 Intel製のものには、Pentium4、Celeron、PentiumMなどがあります。 AMD製のものには、Athlon64、Turion64、Sempron、AthlonXP、Duronなどがあります。 各CPUの比較については、各CPU詳細の項をご覧ください。 |
Socket・Slotについて | ▲ |
Socket・Slotとは、マザーボードにCPUを装着する場所のことで、形状の違いから、Socket478、Socket775、Socket939、Socket754などがある。 Socket・Slotが異なると装着できないので、マザーボードにあったCPU、もしくは、CPUにあったマザーボードを購入する必要がある。 自作PCの基礎知識 CPU編も参照してください。 |
動作周波数について | ▲ |
動作周波数とは、処理の同期をとるためのテンポのことです。内部クロックとも呼ばれます。 同じ種類のCPUならばこの値が高いほうが処理能力が高いですが、違う種類のCPUは単純にこの値だけで処理能力を比較することはできません。 一般に高周波数のCPUの方が消費電力、発熱量も大きくなります |
ベースクロックについて | ▲ |
ベースクロックはFSBとも呼ばれ、マザーボードの各装置間のデータ通信速度を表します。 外部クロック、バスクロック、システムクロックとも呼ばれます。 |
一次キャッシュ・二次キャッシュについて | ▲ |
一次キャッシュ・二次キャッシュとは、CPU内に搭載されているメモリのことです。 CPUから近い順に一次キャッシュ、二次キャッシュ・・・といいます。 CPUは最初に一次キャッシュにアクセスし、必要なデータが存在しなければ、二次キャッシュにアクセスします。キャッシュメモリにデータが存在しないときにはじめてメインメモリにアクセスします。 キャッシュメモリは、CPUに近いほど、つまり二次キャッシュより一次キャッシュのほうが高速です。当然メインメモリよりもキャッシュメモリのほうが高速ですので、一次キャッシュ・二次キャッシュが大きいほどCPUは高速にデータを処理することができます。 |
各CPU詳細 | ▲ |
Pentium4動画・音声のエンコードに有利とされる。SocketはSokect478のものとSocket775のものがあり、 Socket775(LGA775)のものは、2.66GHz〜3.8GHz、Socket478のものは1.4GHz〜3.4GHzのものがあるようです。 主流は、Socket775(LGA775)、3GHz超えあたりの2、3万円の品でしょうか。 Celeron・CeleronDPentium4の廉価版です。コストフォーマンスに優れます。 SocketはSokect478のものとSocket775(LGA775)のものがあり、 1.7GHz〜3.2GHzのものがあるようです。 Athlon 64SpcketはSocket939のものとSocket754のものがあります。 1.8GHz〜2.4GHzのものがあるようです。Pentium M省エネ、消音、Pentium4と比較した場合、クロック比で1.7倍の性能があるそうです。エンコードではPentium4に劣りますが、3Dに関してはAthlon系と同様にPentium4より高速です。 SocketはSocket479です。1.3GHz〜2.26GHzのものがあるようです。 |
CPUクーラーについて | ▲ |
BOXとついているものは、CPUクーラーが付属しています。通常は付属のCPUクーラーで問題ないですが、不満があるなら別途CPUクーラーを購入すればいいでしょう。 CPUクーラーにもSocket/Slot形状により装着できないものがあります。 |
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